ユニフォームを通じて働く人を応援するユニネクマガジン

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「わくわくする日本一の文具店にしたい」会社の夢を実現させるためのユニフォームの選び方とは?

「わくわくする日本一の文具店にしたい」会社の夢を実現させるためのユニフォームの選び方とは?

後編:ホリタ文具様を詳しくご紹介
>>前編を読む「ユニフォーム決定までの取り組み、ユニフォームの効果について」

お客様がわくわくできるお店を目指して


―商品、サービス、お店作りなど御社のアピールポイントを教えてください。

堀田社長:やっぱりわくわく感かなと思います。実店舗なので、わくわく感や臨場感とかがひとつのポイントだと思っているので、そこにいる人も専門的知識がないとダメだろうし、そういったものも含めて、やっぱりホリタに行けばわくわくするよねとか、便利だよねと思ってもらえる部分ですかね。

吉田様:ホリタの強みは、子供からおばあちゃんまでみんなが楽しめるお店というところですね。こんなにターゲットを幅広く設定しているお店はほとんどないと思うので、それに合わせた商品の幅の広さっていうところが魅力だと思います。あとは、それをいかに欲しくなる提案ができるか、というところが今の課題なんです。

―商品のセレクトは、どうやってされているんですか?

吉田様:基本的にはバイヤーがやっているんですけど、現場としてはお客様の声を拾ってそれを反映したりとかもします。

―春江店は文房具と雑貨が半々あるような感じですが、こういうスタイルのほうがお客様は喜んでくれるのですか?

堀田社長:うーん、どうですかね。例えば、パッと来てパッと帰りたい人にとっては、春江店みたいなのは不便なんですよね。じっくり見たい人は、平気で1~2時間いて、楽しいって言ってくださいますけどね。まぁでも、基本は業態化する方に舵をきっているのは事実ですね。「文房具屋さん」ではなくて、例えば、働くとか勉強することに対して、ひととおり便利なものが揃うというのがポイントなんです。だから、子供向けのものもクレヨンとかを置いておけばいいとかではなくて、ランチボックスとか巾着袋とか、幼稚園のもの一式ってなんだろうってお母さんが悩んだときに、ホリタに行ったら一式を揃えられるというところですね。商品もある程度、量販店とは外して、少しオシャレなものを販売して、ホリタを選んでもらうっていうところが鍵かなと思いますね。

―なるほど。量販店とは違った良さというものを提供しているのですね。


horita_photo12雑貨類も豊富にそろっている春江店の店内




―わくわくするお店作りのために、意識して取り組んでいらっしゃることを教えてください。

堀田社長:いっぱいありますね。陳列の技術とか、接客の声掛けや挨拶の仕方などは、結構こだわっているというか、レベルをどんどん上げていかないと行けない部分ですね。

horita_photo13商品の陳列も毎日のお仕事。素早くテキパキこなすスタッフの方



―春江店にはカフェスペースがありますが、なぜこのようなスペースを作られたのでしょうか。

堀田社長:イベントをする場とか、ゆとりスペースが欲しかったんですよね。花堂店の方だと、全部売り場みたいになっていて、本当に文具を買うだけなんだけど、そうじゃなくて、3世代くらいで来てもらって、おじいちゃんが孫の面倒を見ながらくつろいでたり、お父さんが女子たちの買いものに付き添ってきて、自分は高級文具をちょっと見てみようかなってなるように、この場所になっているんですけどね(笑)。
就活の企業説明会もここでやりますね。のぼりみたいなので隠して、椅子並べて、そこでプレゼンもやってます。
いろいろ使えるんですよね。地域の人がいろいろやらせてくださいとかもあって、お子さんとか地域の人が喜んでくれるのが一番だから、そこで儲けようとは思わないし、無料で貸し出しています。

horita_photo14店内にある、くつろげるカフェスペース



―どんなイベントをされているんですか?

堀田社長:いろいろやっていますけど、文房具の名入れ無料で、目の前で掘ってもらえるイベントとか、文具を使ったワークショップや知育玩具説明会とかもやりましたね。やっぱりイベントとかも、とても大事なんですよね。これからは、ものだけ売っていてもブランディングもできなくて、うちの場合は、面白い文具を使って、毎週末イベントをやっているお店っていうのを目指しています。今も12月とか2月3月は毎週やるようにしています。

―いいですね。行けば何かやっているということですよね。

堀田社長:そういう風にしたいですね。それをうまくお店でできるようにできるようになるといいですよね。それこそ、キッザニアみたいに、参加したらポイントが溜まっていくみたいなものだと中毒性も出ますし、そういう風にイベントをしかけていくこともやりたいなと思っていますね。

―それも御社のアピールポイントですよね。

堀田社長:ですよね。商品だけじゃなくて、体験型みたいなので、わくわくしてもらうっていうのが、今からうちの価値になっていくだろうなと思います。

horita_photo15実際に開催しているイベント⇒詳しくはこちら



―名入れも店鋪でされているんですか?

堀田社長:今は外注したり、イベントに合わせて来てもらったりしています。でも、本当は目の前で入れてもらえるっていうのもやりたくて、今、彫刻機に関しても研究しているところなんです(笑)。目の前で自分の大事なものをやってくれるということに価値があるんですよ。信頼感が生まれて、また来ようかなってなると思うので、それはやるつもりですね。

―それは、お客様も一緒に体験できると愛着を持てていいですよね。

堀田社長:この前、吉田と話していて、こういうの良くない!?っていう話になったんですけど、ある機械に、鉛筆を一本ずつ入れていくと、名入れされた鉛筆がコロンと出てくるっていう。これができたら、本当にわくわくするし、夢の世界だなって話していたところですね。1ダース買ったら、12回も名入れ体験ができるっていう(笑)。

―面白いですね。そういった機械があるわけではないんですか?

堀田社長:開発しないとないです(笑)。でも、100万程度でできるなら、ありだね(笑)。

吉田様:確かに、それが出来たら、ホリタの目玉になりますよね。



―ラッピングのサービスもされているのですよね?

堀田社長:そうですね。ギフトにしていかないといけないですからね。自分のものは買えるけど、他の人への贈りものだとちょっと・・・っていうお店ってありますよね。そういうお店だとダメだなと思っているので、そこは力入れているところです。なかなかうまくいっていないですけどね。でもやっぱり「自分の大事な人へのプレゼントを買いにホリタへ行こう」って思ってもらえれば、本物のお店だと思うから、そういったサービスに力をいれています。

horita_photo16さまざまな種類のラッピングサービスがあります



―ラッピングの包み紙とか、包み方などにも、お客様を楽しませるようなアイデアがあったりするんですか?

吉田様:ドキッ(笑)。

堀田社長:それ今話しあっているところなんだよね。

吉田様:そうなんです。誰でもできて統一感があるようなラッピングを提供をされるほうがいいのか、それとも、この人がラッピングしたら、すごい素敵にしてくれたっていうほうがいいのか、どっちがいいのか話し合っているところなんです。まぁ、みんなが素敵なラッピングをしてくれるのが一番いいんですけど、それを週に一回来るバイトの子に浸透させるのか、というところを考えると、永遠の悩みですね。

堀田社長:そう、昨日もちょうど話し合ってたんですけど、まんべんなくできないとサービスじゃないので、基本は下に合わせるしかなくて、その下のレベルを上げるのが、やり方として一番だと思いますね。超マニアックな話なんですけど、ラッピングには2つの種類があるんです。まず、ひとつめは、アルバイトの人でもできて、それっぽく見えるラッピングです。でも、そのラッピングの袋は1枚100円くらいするから高いんですよね。それは、やっぱり大手のやり方なので、しないわけです。ふたつめは、技術をとにかく上げるやり方で、それこそストップウォッチで測って、合格した人じゃないとラッピングできない、みたいな感じですね。だから、方向的にはそっちを目指してますけどね。

―なるほど。個人のレベルを上げていく必要があるんですね。包装紙などもこだわっているんでしょうか?

堀田社長:包装資材とかも、コストといえばコストなんですよね。でも、わくわく感といえば、わくわく感の一部でもあるし、どこを取るかっていうのが難しいところなんですよね。あと包装紙にロゴを入れるか、入れないかっていうのも、結局は自己満足になっちゃうんですよね。そこまでブランドが確立されているわけでもないから、難しいです。人も商品も建物も全部含めてブランディングなので、全部がうまく噛み合わないとダメなんですよね。

―確かに、ギフトだったらホリタさんで買ったものだと分かるほうが嬉しいのか、開けるまで分からないほうがいいのかっていうところが、店の立ち位置もあって難しいですよね。

堀田社長:そうなんです。ロゴ入りとロゴなしの包装紙、どっちを使うかっていう話になりますよね。

吉田様:そうなんですよ。でも、5年くらい前にホリタのロゴ入りの包装紙ができて、できたばっかりのときは、お客様から「ロゴが入っていない包装紙ってないんですか」ってすごい言われたんですけど、最近は逆にロゴが入っている包装紙を選んでくださる方が多いですね。

堀田社長:おぉ~、嬉しいね。いいこと聞いた(笑)。

horita_photo17ホリタのロゴ入り包装紙でスピーディーにラッピングしていくスタッフの方



―打ち合わせに参加させていただいて、社員の仲の良さや自分の意見を積極的に発言できる環境があるなと感じました。そのような環境を作るために意識していることはありますか?

吉田様:私的には、まだまだ遠慮しているなぁって感じていて、もっと言いたいこと言ってくれもいいのにと思っています。

堀田社長:傍からは言われるんですけどね。私もまだまだかなと思いますね。ただ、私が若いこともあって、普通の社長よりは相談しやすいと思うので、社長と距離が近いというのはよく言われますね。それは私も意識しているので、こちらから気にかけて積極的に会話しようとしています。

―個人面談などもされているんですか?

堀田社長:最近し出しましたね。半年に一回賞与面談みたいなのはしていて、そこでフィードバックしている感じです。入社1~2年目の子とご飯を食べながら、意見を聞くっていうのは今積極的にやるようにしていますね。あと、横のつながりをあえて持たせるようにしています。それぞれ働いている店鋪が違うと休みも一緒じゃないし、普段話さないので、横のつながりを持ってもらう機会ってあんまりないんです。空気を共有しないと組織って作れないと思うんですよね。だから、場を共有して価値観を共有するっていうのは、非常に大事にしていますね。それを飲みの場でやるか、終礼の場でやるかっていうのは、いろいろ織り交ぜながらやるようにしています。

horita_photo19仲の良さが伺える、お食事会の様子



―同い年くらいの社員さんはみんな仲がいいんですか?

堀田社長:悪くはないと思います。うちの社員は、あんまり裏表がないですからね。それは入ってくるパートさんとかによく言われます。普通は、グループとか派閥がある会社が多いと思うんですけどね。

吉田様:え~、私は全然そういうの分からないです(笑)。人間関係で悩んだことがないです。

堀田社長:っていう感じになるんですよ(笑)。普通人間関係が悪くなって辞めるみたいな人はいるけど、うちはあんまりそういうのはないですね。そこは企業文化というか、裏表がないというのは、うちの社風なんだよね。うちの先代の社長の母が気をつけていたことでもあって、滅多に口出しはしないけど、ときどき言われることもありますね。特に女性ってグループを作りたがるところがあるので、そこだけは許さないようにしてきたって言っていましたね。

―そうなんですね。社員さんにとっては、とてもいい環境なんですね。

堀田社長:でも、立ち仕事で、土日も仕事だし、夜遅いし・・・みたいなのは、やっぱり重労働だなと思いますけどね。

吉田様:そうですね。文房具好きな女子っていうと、文化系なイメージがあると思うんですけど、最近は、結構体育会系の子ばっかりになってきました。続かないですね。

―へぇ~、イメージとはちょっと違うんですね!



―では最後に、会社やお店としての今後の抱負を教えてください。

堀田社長:私がずっと言っている、日本一の文具屋になるっていうのを達成することですね。店内の雰囲気とか社員とかも含めて、そこは日本一だなって他から言われるようになりたいですね。田舎からそういう風にチャレンジするっていうのは大きい夢ですし、それに向かっていかに自分も成長するかっていうところですね。それに共感してくれる人を探してリクルートしていますし、田舎のディズニーランドみたいなお店になればいいなと思っています。

吉田様:提案企業宣言っていう取り組みで、全員が提案できる会社になることを目標としています。私のポジション的にもみんなが成長できるように、その子が持っている考えとか意見とかを引き出して、お店に反映していきたいなと思います。

―本日はお忙しい中、貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。

horita_photo20「提案企業」宣言を掲げた店内のパネル




株式会社ホリタ
住所:福井県福井市大願寺3-9-1
電話:0776-23-1609
http://horita-bungu.jp/

【ホリタ文具店(大願寺店)】
住所:福井県福井市大願寺3-9-1
電話:0776-23-1617
休業日:年中無休

【文具Labo HORITA】
住所:福井県福井市花堂中2-29-12
電話:0776-33-1609
休業日:年中無休

【HORITA 春江店】
住所:福井県坂井市春江町江留下高道84-1
電話:0776-51-1609
休業日:年中無休


written by ユニネクWEB制作チーム 佐々木浩孝 島田留奈

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