カラーラボ 色の力を研究 青の効果 作業服編

普段あなたが着用しているユニフォームの色は何色でしょうか。色は私たちが思っている以上に、心身に大きな影響を与えています。このコーナーでは、毎回ひとつの色にフォーカスして、働く現場での色が与える効果を研究していきます。今回は、作業服編の「青色」です。落ち着いた雰囲気のある青色ですが、作業服で青色がよく採用されるのには理由があったのです。

作業服には青色が多い?

青い作業服
製造業の工場や、ビルメンテナンス・清掃業などの現場では、青い作業服がよく用いられています。お客様からも「青い作業服を探しているんだけど・・・」とお問い合わせいただくことがあります。
単純に、企業のイメージカラーとして青色を採用している場合もありますが、理由はそれだけなのでしょうか。
色には、人の心に作用する効果があります。作業服で働く人々に「青色」はどのような効果をもたらしているのでしょう。

「作業服 青」から連想される「ブルーカラー」

「ブルーカラー」という言葉はご存知でしょうか。
インターネットで「作業服 青」と検索すると、「ブルーカラー」という言葉がヒットします。
工場などで作業服を着て働く人のことを、「ブルーカラー」と呼ぶのだそうです。

現代の作業服に「青色」がよく採用されることにルーツがあるかもしれないと思い、
「ブルーカラー」についても調査してみました。

ブルーカラーとは

ブルーカラー

広く技能・作業系職種一般、およびそれに従事する労働者のこと。技能工や生産工程作業、建築・土木作業、採鉱・採石作業、農林・漁業作業などの職種がこれに当てはまる。ブルーカラーは英語で「青い襟」を表す言葉。19世紀の欧米では、制服服装規定により、工場労働者は汚れが目立たず長持ちする服装として青い作業服を着用することが多かったため、この名称で呼ばれる。

参照元: https://kotobank.jp/word/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%BC-127157

ブルーカラーで語られる「青い作業服」は、デニム地の作業服を指すそうです。
今や一般的なファッションアイテムとして欠かせないジーンズですが、もともとはアメリカの鉱夫らが着用していた仕事用パンツでした。
このことから、当時の「ブルーカラー」の「青」は、デニムの「青」だったことがわかります。
今もデニムの作業服はかっこよくて動きやすいと人気ですが、昔から愛されている生地だったのですね。
汚れが目立ちにくい青色の作業着は、古くから愛用され、親しまれていたようです。

また、デスクワークや事務作業には、ワイシャツにネクタイ姿で臨む人が多かったため、「白い襟」=「ホワイトカラー」と呼ばれました。しかし、アメリカでは肉体労働者を差別する言葉となるため、今ではほとんど使われなくなったそうです。

青色の性質

では、青色そのものには、一体どのような性質があるのでしょうか。
ビジネスシーンでもよく見かける「青」の性質を調べました。

青

青は、収縮色、後退色、寒冷色、鎮静色のイメージ効果を持っています。

参照元:http://iro-color.com/episode/about-color/blue.html

赤などの暖色は膨張色とも言われますが、青はその反対の収縮色。
ピシッと引き締まった印象を与えるようで、誠実・真面目といった雰囲気も持ち合わせているようです。
空や海などの自然界の広大なイメージのある青は、一般的に好む人が多く、好き嫌いの少ない色です。企業カラーとして「青色」が採用されやすいのも、このようなイメージがあるからかもしれません。

青色の持つ効果

つぎに、青色を身につけたり、周りに青色のものを増やすことで、
私たちにどのような影響を与えるのでしょうか。
その心理的な効果は、仕事にどう反映できるのでしょう。

効果1気持ちを落ち着かせる効果
気持ちを落ち着かせる 寒色系である「青色」は、暖色系よりも体感温度が下がり、気持ちを引き締める効果があります。興奮を抑えたり、気持ちを落ち着かせる効果もあるため、リラックスし安定した状態を保つことができます。
効果2集中力を高める効果
集中力を高める また、青色には時間経過を遅く感じさせる効果があります。
心拍数を下げ、心を落ち着かせる効果があるためと考えられています。
青色が多い空間では、作業に夢中になれたり、集中力が高まるため、時間を忘れて没頭することができます。
そのため、青のファッションや、青を基調にした空間は、作業に専念しやすい環境といえるのです。
特に、単純作業を何時間も続ける工場などでは、青色で色を統一すると作業効率をアップさせることができます。

青い作業服が多い理由

以上のことから、作業服に「青色」がよく採用されるのには、このような理由があることが分かりました。

  • ブルーカラーとされる、肉体労働者の制服が「青」であるため
  • 汚れが目立ちにくいため
  • 「誠実」「真面目」という企業イメージに適した色であるため
  • 青には集中力を高め、作業効率を上げる効果があるため

青色の作業服で作業効率をアップ!

作業効率を上げる効果があるとされた「青色」ですが、「青い作業服」と言ってもさまざまな「青」があります。
こちらでは「青色」のバリエーション毎におすすめの青い作業服をご紹介いたします。

スタンダードな青い作業服

ベーシックな基本形デザインの作業服で、これぞ作業服!という定番カラー。
ロングセラーも頷ける、さまざまな人に愛される作業服です。

高品質&低価格!6Lサイズまである作業服自重堂 80500制電長袖ブルゾン
商品番号:01-80500
綿100%で動きやすい。リーズナブルな作業服ジーベック 2050綿100%長袖ブルゾン
商品番号:02-2050

スタイリッシュなロイヤルブルーの作業服

企業カラーとして採用されることが多い「ロイヤルブルー」の作業服。
はっきりしたビビッドなカラーと、スタイリッシュなデザインが人気のものをご紹介いたします。

シワになりにくい形態安定性。かっこいい人気作業服。バートル 7081制電ストレッチツイルジャケット(JIS T8118適合)
商品番号:03-7081
金属不使用のJIS規格適合。リーズナブルでおしゃれなZ-DRAGON。自重堂 Z-DRAGON71300Z-DRAGON製品制電長袖ジャンパー
商品番号:01-71300

ブルーカラーの元祖・デニムの作業服

汚れが目立ちにくくて、とにかくかっこいい。
最近大注目のデニム生地の作業服。ストレッチが効いており、動きやすさも抜群です。

このまま出かけられそうなくらいおしゃれなカジュアル作業服・ROCKYシリーズ。ROCKY RJ9040ROCKY デニムフライトジャケット
商品番号:34-RJ0904
人と違う作業服が着たい人へ。TS DESIGNのストレッチデニム作業着。TS DESIGN 5116綿100%ソフトチノクロス&ストレッチデニム長袖ジャケット
商品番号:08-5116