ユニフォームを通じて働く人を応援するユニネクマガジン

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空調服で作業パフォーマンスが上がる。
「社員のための会社作り」に必要だった空調服。

ユニフォーム×仕事人 vol.9

vol.9 木下工業株式会社様


なぜ仕事にはユニフォームが必要なのか。ユニフォームを着るとどんな効果があるのか。このコーナーでは、ユニフォームにこだわりのある仕事人にスポットを当て、ユニフォームに対する想い、お気に入りのポイントや失敗談、そして仕事のよもやま話まで赤裸々に語っていただきます。第9回目は、信頼された確かな技術で鉄骨の加工や製造をおこなう「木下工業株式会社」様です。この夏話題の空調服を採用され、夏の過酷な作業現場の現状と熱中症対策、空調服がもたらした効果についてお聞きしました。
木下工業株式会社



木下社長 人物紹介:木下工業株式会社
代表取締役社長 木下 幹太氏 
 
平成26年に代表取締役社長に就任。鉄骨加工や製造、建築、土木、橋梁、鉄塔工事などを求められる以上のクオリティを追求し、提案。社員ひとりひとりの成長を糧に、さらなる品質向上、技術革新を目指している。

以下:社長:
天谷様 人物紹介:木下工業株式会社
製造部第二製造課 主任 天谷 武史様

勤続8年、工場内で鉄骨の組み立てから溶接までを担当。夏場は空調服を着用している。

以下:天谷様:
(H29.8現在)



CONTENTS 1分でわかるユニフォーム×仕事人

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「空調服」を導入した理由

木下社長インタビュー姿作業服姿でお話してくださる木下社長



―空調服は、福利厚生や人材確保にも繋がることだと思うのですが、どのようにして導入することが決まったのでしょうか。

社長:福利厚生というよりは社員の健康や、仕事のパフォーマンスをあげるために必要かなと感じたんです。溶接などは、涼しいところで仕事ができないものですから。どうしても工場の中は、グラインダーの粉が飛んだり、粉塵が出やすい環境なので、工場内にエアコンをつけることができないんです。
そうすると、窓を開けるしかできなくて、でも窓を開けて風が入ってこなかったら、涼しくないんです。その状況で、夏になる度に体調を崩してしまう人がいたり、仕事のパフォーマンスが落ちたりという傾向を感じ始めて、このままではだめだなと思いました。

空調服を買う前に、実は試験的に、ファンだけを買ってみたんです。うちで細工して、作業服につけて一回やってみて、と。それを試してみたら、社員からとても好評だったんです。それなら思い切って買おうか、という話になりました。


―やはり、作業効率なども変わってきますか。

社長:そうですね。ないよりもあったほうがいいみたいです。実際、溶接をしている人なんかは空調服だけじゃ間に合わないみたいで、固定式のエアクーラーも使っているみたいです。それだと身体を強制的に冷やすので。でも、作業中にクレーンを使ったりとか、移動することが多い人は、固定式のものじゃ動けないから、空調服がいいみたいですね。
 

―その担当する場所によって使い分けてる感じなんですね。

社長:そうですね。どちらかはみんな持っていますね。空調服とエアクーラー、どっちも持っている人もいます。


工場内の様子外気温よりも暑くなる工場



―空調服を使う前の熱中症対策はいかがでしたか。

社長:もちろん対策はずっとしていて、僕が社長になる前から、例えば、塩飴とか、休憩室はずっとエアコン付けっぱなしにしていたりとか、冷蔵庫にアイスやスポーツドリンクを置いたりしていました。僕が社長になった3年くらい前からは、無料で飲める紙コップの自販機を設置して、いつでも水分補給をできるようにしましたね。それと同じころくらいから、空調服の導入も始まりました。


―そのような対策を取るようになってから、熱中症などで倒れられる方は減りましたか。

社長:もう、いませんね。


―まったくのゼロですか?

社長:そう、ゼロです。まあ、年に何回か気分が悪くなる人はいるんですけど。それまでは毎年一人か、二人は途中で気分が悪くなって帰っちゃう人とかいたんです。座った姿勢のまま立てなくなっちゃったりしていました。点滴などですぐに良くなる程度ではあったんですけど。


―それを放置してしまうと、さらに悪化し、命に関わることになってしまいますからね。

社長:そうですね、最近はちょっと異常なくらいに暑いですしね。


―いくら工場内は屋根があると言っても、外気温よりも暑い環境で作業してらっしゃいますしね。

社長:火を扱っているし、鉄を溶かして溶接していますからね。大変な環境で働いてもらってますよ。


鉄骨製造の工場内は、つねに暑さとの戦い

工場内で作業中の様子過酷な環境の中で働く社員の皆様

 

―工場内を見学させていただいたんですが、本当に過酷だなと思いました。

社長:工場の中の温度は45度~50度くらいあると思います。仕事中の休憩時間は10時、12時、15時と決めてあるんですけど、社員たちには、その時間は無視していいよって言ってます。つらいなって思ったら、それが9時だったとしても休んできたらいいよって言ってます。

というのも、以前倒れてしまった人に「どうしてこんな風になるまで休まなかったの?」って聞くと、「あと10分で休憩だった」と言う人が多かったんですよ。時間が決まっていると、そういうことが起こってしまうんだなと思ったから、休憩時間は決めているけど、体調が悪かったらしっかり休んで欲しいと言ってます。


―体調の悪さは、自分で判断しないとわからないですしね。

社長:そう、本人にしかわからないことなんですよね。
これは僕が朝礼で社員に言っていることなんですけど、熱中症っていうのは、風邪と同じで予防することができるんです。予防をするために、休憩を自主的に入れるとか、賢く自分と時間をコントロールして欲しいと思っています。何時になったら仕事をする、っていう決まりも大事だけれど、無理して体調を崩して1日休んでしまう方が困っちゃいますからね。



もうコレなしじゃ働けない。「空調服」着用者のリアルな声。

天谷様のインタビュー空調服を着てインタビューに答えてくださった天谷様


―現場で働く側として、空調服の導入が必要だなと感じたきっかけはありましたか。

天谷様:きっかけとしては、僕が一度脱水症状で倒れてしまったことがあるんです。そこから、空調服など試験的に導入しようってことになりまして。


―それは大変でしたね・・・。水分補給などはしっかりされていたんですよね?

天谷様:そうですね。近くに水分を置いてはいるんですが、一度柱の上に登ってしまったりすると、降りるのが面倒だなって思ってしまって、そのまま作業し続けてしまったんです。気づいたときには脱水症状になってしまいました。


―確かに、高所に一度登ると水分補給のためとはいえ、降りてくるのが面倒になってしまいますよね。例えば、ペットボトルホルダーなどで、高所に水分を持っていくのは難しいんでしょうか。

天谷様:それは考えたことなかったですね。安全面もありますし、手袋をした状態でペットボトルを掴むのも躊躇するし。あとは物を持って高所へ移動することもあるので、少しでも身軽な方が安全に登れるんです。


―なるほど。空調服を導入されてから脱水症状が出たことはありますか?

天谷様:ないです。


―やはり空調服を着ていると体の調子は違いますか?

天谷様:とても楽ですね。今コレがないと夏がしんどいというか、もう手放せないです(笑)。


工場内の溶接の作業現場扇風機の風を受けながら真剣に作業されています



―空調服を導入する際、現場の方から見て、何かご要望はございましたか。

天谷様:危険な作業が多いので、とにかく邪魔にならないものがよかったです。当初、エアクーラーとエアホースを使っているものもあったんですが、それは固定した場所でしか使えないんです。僕らは柱に登ったりすることもあるので、それなら空調服のほうが身軽にいられるかなと思ったんです。


―木下工業様では、時期的にいつから空調服を着ることになるのでしょうか。気温が何度になったら、とか、7月になったら着る、など決まっていますか。

天谷様:だいたい気温の変化を見て、上長たちが決めていますね。使用する時期になり、使う使わないは個人の自由に任されています。


―自由とはいえ、着用される方が多いですよね?

天谷様:そうですね。ほとんど着ています。というか、着ていない人は多分いないと思います(笑)。


―インナーはどのようなものを着用されていますか。

天谷様:僕は薄めのインナー(コンプレッションウェア)を着ていますね。


―やはり他の皆さんもコンプレッションウェアを着ている方が多いんでしょうか。

天谷様:そうですね、コンプレッションか、あとは普通の半袖Tシャツを着ている人が多いですね。普通のTシャツよりも、コンプレッションの方が動きやすいし、涼しさも感じやすいです。


―メーカーからも、接触冷感があるコンプレッションウェアをインナーに着る方が、空調服の涼しさを際立たせるということで推奨されているんです。今日はそのこともご紹介しようと思っていたのですが、すでに実行されていて驚きました(笑)。

天谷様:あはは(笑)。溶接する人はコンプレッションを着ている人が多いですね。できる限り涼しい環境で作業したいと思っているので。


屈んで作業をされる作業員の方作業中は屈む姿勢になることも多いそうです



―今着用されている空調服のサイズのサイズ感はいかがでしょうか。

天谷様:これはLLサイズですね。


―普段着のジャケットなどもLLサイズですか?

天谷様:普段はLサイズですね。多少ゆとりがないと、服の中の空気が対流できないので、パツパツなサイズ感よりも、ゆとりをもって着る方がいいと思います。


―空調服を導入して、作業効率が上がったと実感したことはありますか。

天谷様:とても効率が上がったと実感しています。以前よりもバテることがなくなったというか、常に涼しくいられるので。汗をかいたら、それを冷やしてさらに涼しくなるので、ずっと快適です。周りでも、導入してから体調を崩したということは聞いていないです。


―ちなみに今日の工場内の温度ってどれくらいあるのでしょうか。

天谷様:ちゃんと確認していないですが、多分40度以上は確実じゃないですかね・・・。


―空調服を導入して正解でしたね・・・!

天谷様:はい(笑)。本当によかったなって思ってます。



本当に快適な空調服。でも溶接作業をするには、もっと改善が欲しい。


―今の空調服で不便だなと感じるところはありますか。

天谷様:僕は溶接作業をするんですが、溶接のときって割烹着みたいな前掛けをするんです。ちょうど身体の真後ろで紐を結ぶので、横のファン部分に布が重なって閉じられてしまうんですよ。


―空気が入ってこなくなってしまうんですね。

天谷様:そうなんです。だから、今は前掛けは結ばずに前に垂らしてるだけの状態で作業しているんですけど、固定されていないので前掛けがバタバタしてちょっと邪魔だなって思っています。

作業中の天谷様作業中の天谷様。前掛けは結んでいません。



天谷様:あと、溶接はしゃがんで作業することが多いんです。内ポケットにバッテリーなどが入っているんですが、それがお腹に当たって圧迫されて痛いなって思うことがあります。
最初は、ベルトに通すバッテリーケースも支給されたんですが、いちいちベルトに通すのもなんだか面倒で。なので、バッテリー用のポケットが内ポケット部分にあると、しゃがむ作業が多い職種の方には邪魔になりやすいと思います。
しゃがんだ際に線を圧迫することもあるせいか、途中でファンが止まっちゃうこともあったりしますね。断線なのか、接触不良なのかはわからないですが。作業中に止まっちゃうことがあるので、それも少し困りますね。


―作業中に止まってしまうのは困りますね。改善していくべき課題として、弊社からもメーカーに伝えようと思います。


しゃがんで作業をする方しゃがんで作業をする作業員の方



―バッテリーやファンなど付属物がいろいろありますが、着用したときの重さはいかがですか?

天谷様:重さは特に気にならないですね。肩が凝ることもないです。


―バッテリーのもち時間はいかがですか。1日使うとどれくらい消費されるんでしょうか。

天谷様:今僕が使っているバッテリーは、1番最初の試験導入のころから使っているからか、1日もたないんです。今は2つ持っていて、午前中で1個、午後で1個、その後さらに残業がある場合は、午後の間に充電している、午前に使った1つを使うようにしています。


―やはりフルパワーでずっと稼働されるんでしょうか。

天谷様:常にフルパワーですね。じゃないと身体がもたないですね(笑)。


―洗濯の際はファンを外したりすると思うのですが、コードが繋ぎづらいなど煩わしさを感じることはありますか。

天谷様:最初の新品のときは部品が固めで外しづらいなって思ったことはありましたが、何度も使っているうちに慣れてくるので、今はあまり気になりませんね。

服そのものの洗濯に関しては特に困らないんですが、ファンをどのようにして手入れをするべきなのかは少し悩んでいます。ファン自体が鉄粉で汚れるので、綺麗にしたいです。空調服の中に着るインナーも、今は黒なのでわからないんですが、ファンの内側が当たるところだけ黒く汚れちゃうんです。他の色のインナーも着たいんですけど、ファンの部分だけ汚れてしまうのが気がかりで。

天谷様の空調服のファン鉄粉で汚れてしまったファン



―中に着るものにも鉄粉が付いてしまうんですね・・・。そういうお困りごとですと、ファンにつける防塵フィルターというものがあるので、そちらの使用で防げるかもしれないですね。またご提案させていただきます(笑)。

天谷様:社長にも相談してみます(笑)。



採用商品はこちら





社員のための会社作りの1つに「空調服」があった。

木下社長のインタビュー姿

―社員のモチベーションアップのためにおこなっていることってありますか。

社長:他の会社もおこなっていることだと思いますが、永年表彰とか、一番休まなかった人を表彰したりしていますね。


―頑張っている人を、きちんと評価しようっていう取り組みですね。

社長:そうですね。毎年3月にやっています。永年表彰と、その年度で一番休まなかった人を皆勤賞として金一封を渡しています。他には手当てというか、子育ての支援などは僕が社長になってから力を入れています。例えば入学祝いとか、出産祝いなどですね。


―とても力を入れられていますね。

社長:そうなんです。昨年からは介護に関するものも始めたりしました。やっぱり、そういうところをきちんとやっておかないと、人が来ないんですよ。仕事の環境も過酷ですしね。


―このような取り組みは、働いている方への感謝を形にしているっていうことですよね。プロ意識を持って仕事に取り組んでほしいからこそ、きちんとした制度を制定されているんだなと感じます。

社長:そのプロのプライドを保てるための制度作りをして、社員をバックアップしています。仕事のために、こういう機械が欲しいと言われたら、いくら高くても「安いのにしろ」とは言わず、社員の意向を大事にして「それを買っていいよ」って言ってます。
空調服も同じで、社員からとても好評だったので取り入れました。


―お話を伺っていると社内の雰囲気が良いというか、木下社長と社員の方との距離が近いように感じました。

社長:なるべく社員と目線を合わせるようにしています。前社長のときよりも、社員と年齢が近くなったというのも影響しているかもしれないですね。
若い子なりにいろいろ考えてくれていることもあるんです。社員の主催でバーベキューがあったり、新入社員の歓迎会を、前の年に入ってきた子が幹事になって開催したりしています。


―みなさん仲が良いんですね!

社長:他には、社員の中で、大人相談窓口を開設していたりします。相談員がいて、何か悩みがあったら相談してください、ってインフォメーションをしています。「相談されたことは社長にも言いませんから!」と機密性も、僕がいる前で断言されてます(笑)。


―人材採用は毎年おこなっているんでしょうか。

社長:はい。採用は年がら年中おこなっているんですが、今の時代は難しいですね。工場は特に人が集まりにくいって感じています。


―私も色んな業種の方にお話を伺うことが多いですが、皆さん「人は集まらない」とおっしゃってますね。

社長:僕は、仕事に対する「熱」みたいなものを持ちにくくなってるんじゃないかなって思っています。あと、離職に対するハードルも低いように感じますね。だからここ最近は売り手市場が続いているんじゃないかなと思います。あと10~15年くらい後になれば、また変わってくると思いますけどね。


―会社として、今後の目標を教えてください。

社長:まずは離職者ゼロですね。新しい人が入ってきてやめてしまうと、瞬間的にパワーダウンしてしまうんですよね。売り上げや利益、社員のモチベーションにも影響してくるんです。なんというか、残っている社員に悪い影響もあるんです。当面は離職者を出さない、そのための支援が一番大きな課題ですね。今いる社員たちを大事にしていかないとなと思っています。


―お忙しい中、貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。




インタビューを終えて

今回の取材を通して、空調服を実際に着用されている方から「作業効率が上がった」という嬉しいお言葉がいただけて感動しました。実際に働いている方の声はとてもリアリティがあり、使ってみて初めて分かる良さ、そして苦労を知ることができました。
また、工場見学をさせていただいた際、取材スタッフも空調服を着て工場内に入りました。着ているときと着ていないときとでは、体感温度がまったく違い、空調服の必要性を身をもって感じることができました。過酷な環境で働く皆様に、ユニフォームを通じてサポートができるよう、弊社スタッフも頑張らなくてはいけないなと思います。貴重なお話をたくさん聞かせていただきまして、本当にありがとうございました。


木下工業株式会社
http://www.kinoshita-i.com/

【事務所及び春江工場】
住所:福井県坂井市春江町辻2-5-1
電話:0776-72-0272

【本社】
住所:福井県福井市日光2丁目13-18
電話:0776-25-2538

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