ユニフォームを通じて働く人を応援するユニネクマガジン

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創業明治7年。老舗和菓子屋がコックコートを着る理由とは?

創業明治7年。老舗和菓子屋がコックコートを着る理由とは?



vol.1 竹内菓子舗 様

 

なぜ仕事にはユニフォームが必要なのか。ユニフォームを着るとどんな効果があるのか。このコーナーでは、ユニフォームにこだわりのある仕事人にスポットを当て、ユニフォームに対する想い、お気に入りのポイントや失敗談、そして仕事のよもやま話まで赤裸々に語っていただきます。記念すべき第1回目は、明治7年より手作りで和菓子を作り続けている、福井の老舗和菓子屋「竹内菓子舗」様。和菓子屋なのにコックコートを選んだ、その意外な理由とは…?

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信仁さん 人物紹介:専務取締役 竹内信仁氏 
明治7年創業の竹内菓子舗で、若くして5代目を務める。「四代目とけんかしても作りたかった五代目の米粉カステラ」や「アイスる、おいしさ 越のカステラ」など、福井県産の素材を使った新しい和菓子は、次々とメディアに取り上げられ話題となった。2016年3月には「FOOD EX JAPAN 2016」に初出店。ますます人気を博す和菓子店となっている。
(H28.4現在)


CONTENTS 1分でわかるユニフォーム×仕事人


>>今回のユニフォームはこちら




「和菓子屋」なのにコックコート?



syugo_image_re大阪の和菓子屋さんにあこがれて選んだという制服 黒を着用しているのが信仁さんです



―こんにちは、ユニフォームネクストの高畠と申します。今日はよろしくお願いします。早速ですが、他の方は白を着ていて、信仁さんだけ黒を着ていらっしゃるのには理由があるのだとお伺いしたのですが。

最初は「店主らしい」っていうのと、(黒は汚れが目立つけど)「いかに汚さずに仕事をできるか」って目標だったけど、結局エプロンしてるし汚してる(笑)。


―黒は汚れが目立ちやすいですもんね。では最初に、この制服にしたきっかけは何だったのでしょうか?

まず今まで制服じゃなかったから、あったらいいなと思っていて。前の会社は工場だったから普通の白衣でよかったんだけど、この店をオープンさせるにあたって制服を揃えたいなって。だからすごく楽しみだったんですよ。


―そうだったんですね。でも和菓子屋なのにコックコートというのは結構珍しいと思うのですが、何か理由があったのでしょうか?

奥さんが決めた、というのは冗談で(笑)。実は尊敬している大阪の和菓子屋さんがあってね(携帯の写真を見せながら)。


―へ~ ご着用されている制服と雰囲気似ていますね!

和菓子屋さんなのにこんな制服もありなんやって思って。このお菓子屋さん、すごい人気で売れていたし、奥さんともこんな制服いいねって話になって。


―なるほど、それがきっかけだったんですね。

ずっと白衣を着ていたし、普通の和菓子屋さん!という感じには飽きてきたから、どうせオープンするなら何か普通と違う風にしたいなっと思っていて。だから最初は黒のシャツとかも持ってきてもらっていたんだけど、黒はやっぱり仕事上、粉とかで汚れるだろうなっていう話になって、今の白になったといういきさつかな。


―でも信仁さんだけは黒なんですね(笑)。

そう、ちょっと自分の殻を破ってみた感じかな(笑)。


IMG_3468_re白のコックシャツにロゴマークと「竹内菓子舗」の刺しゅうが映えています



ずっと言えずにいたユニフォームへの本音


―今の制服は気に入っていただけましたか?

気に入ってますよ。ただ毛玉ができるかな~、毛玉取り機でとったりもしてみたけど(笑)。


―そうだったんですね。合成繊維の毛玉対策はユニフォームの課題ですね・・・。他に制服を変えてからの悩みはありませんか?

そうそう、胸当てのエプロンをたくさん買ったんですよ(奥からエプロンを持ってくる)。だけど使ってみたら作業中に肩紐がずれて、しっかり縛っても結局ずり落ってきちゃうから、こうやって。(実際にエプロンを着用しながら)。
それが誤算だったから、今そのエプロンだけがたくさん余っちゃっている状態(笑)。だから今はもう使っていなくて、どうしたら落ちなくなるかを今日聞こうと思ったんですよ。


―そうだったんですね・・・もっと早くにお伺いするべきでした。原因はなんでしょう。細い肩紐だとゆるんで落ちてくるのでしょうか?

見た感じ落ちやすそうには見えないんだけど、しゃがんで物を取ろうとするとずり落ちてくるから意外と手間取った。それで結局前掛けに変えたんだけど。いや~エプロンの勉強になったね。


―貴重なご意見ありがとうございます!持ち帰って対策を考えてきます!

是非お願いします(笑)。まぁそんなこともあって今の前掛け(ポリエステル90%)にしたんだけど・・・(前掛けを持ってくる)。実際はつけていないことも多くてね。
前掛けとかって、綿100%のやつもあるでしょ?僕みたいに職人人生長いとそっちに慣れていて、仕事中にさっとものを拭いたりとか、ぱっと手を拭く癖があるんだよね。だけど、これを使い始めたときに、パッと拭こうとしたら何か「ん?」て違和感を感じてしまって。


IMG_3447_re胸当てエプロンをあきらめ、買い替えたという前掛け 黒のパイピングが和の雰囲気にも相性◎



―生地もざらっとしていますよね。ポリエステルが多いので、吸水性が悪いという点もあります。

うんうん、それで気づいたんだけど、やっぱりいつの間にか慣れ親しんできた綿100%のエプロンを好んで使ってしまってるんだよね。なんでかというと、そのほうが作業性が良いし、仕事中は余計なストレスを感じたくないから。


―なるほど。こういう綿100%の素材のものを使うところは多いんですか?

工場とかはだいたいそうやね。やっぱり使い心地が違うし。


―では、制服選びで一番大切にしていることは何でしょうか?

機能と作業性はもちろんだけど、見た目も大事やね。


―なるほど。ちなみに従業員の方は今の制服に対してどんな感想ですか?

気に入ってくれてるよ。オープン前からいる子とは一緒に選んだりしたしね。


IMG_3471_reお客さんからもしっかりと厨房が見え、手際のよい従業員の方々の真剣なまなざしがとても印象的です


―お客さんから今の制服にしてから何か反応はありましたか?

あんまり店先には立たないから難しいけど、赤い帽子が目立っていいねっていわれたよ。あとは、おふくろは店先に立って接客をしているから、大女将さんだし着物を着ていたほうが良いとか。働いているみんなと一緒じゃダメってことを周囲から言われたこともあったらしい。本人は着物は大変だからイヤって言ってたけど(笑)。


―先ほどの参考にされたお菓子屋さんは、着物を着用されている方もいたんですか?

いなかったね。うちの今の感じと一緒。


―これからもし制服を変えるとしたら次はこんな感じがいいかなと思うものはありますか?

まだ変えたばっかだから、正直あまり分からないかな。今の制服もデザイナーさんと話し合ったりして結構時間かけて選んだんだよね。本当時間かかった!


―へ~! デザイナーさんがいらっしゃるんですね。

今決めている夏服のポロシャツも、最初ピンクにしようかなって話もあったんあったんだけど、デザイナーさんが白っぽい店舗に映えるのは黒って言ってて。黒は汚れが目立つからって話も出て、だからこれ(コックシャツ)で汚れるか試してみようって話になって黒にしたのもあるんだよね。結局汚してるけど(笑)。


IMG_3462_re赤のキャップは毛髪の落下を防ぐメッシュたれ付きで衛生面も安心



―なるほど。さすがデザイナーさんですね!

あのエプロンもずり落ちて結局使えなくて昔の綿100%のエプロン使っているし、長靴ももう履くことはないかなって思っていたけど、結局履いてる(笑)。


―エプロンの件は本当に申し訳ありません・・・。改善案を考えますね。ちなみにあの肩紐がずれるというエプロンは、実際に着用されて選ばれたんですか?

着てみたよ。でもやっぱり着て働いてみてみなきゃ分からないって思った。


―確かにそうですね、そういう意見は本当に貴重なので、今日伺えてよかったです。

(制服に関して)マイナスなことは言わずに流しちゃうんですよね。


―そういうことは遠慮無く仰ってください!お客様の生の声ほどありがたいものはないので!




採用商品はこちら

31-bc7718コックシャツ
商品番号:31-BC7718
カラー:白・黒
33-JA1976前掛け
商品番号:33-JA1976
カラー:エンジ



71-9-1113キャップたれ付
商品番号:71-9-1113
カラー:ワイン






お菓子作りに掛ける想い


―そういえば、会社のホワイトデーで竹内菓子舗さんの「仲良しちょこ箱」をもらったんですよ。とても美味しかったです!

ああいうイベントだから、和菓子嫌かな~と思って作ってみました。


―この商品もそうでしたが、商品のネーミングとかパッケージにかなりこだわっていらっしゃいますよね。

こだわっているのはデザイナーさんなんです(笑)。


IMG_3486_re独特のネーミングとどこかなつかしいパッケージ 見たら思わず手に取りたくなるお菓子がたくさん



―デザイナーさんだけに、こだわりが人一倍強いんでしょうか?

野路さんていう人なんだけど、この人がすごい人で。とにかくよく話してくれて、ヒアリングも多い。なにか依頼をしても、「食べないと作れません」って言ったり、最終的に「いらないと思います」って言われたり(笑)。友達みたいな感じですね。

―とても仲が良いんですね。

もう5年になるけど、野路さんとの出会いは大きかったね。よく県外に行って、良いと思ったものを一緒に食べたりして、二人三脚でいろいろとやってきたから今があるのかな。でもすごく頑固だし、譲らないこともあるけどね(笑)。
そういうところも含めて好きやね。


―お互い本音でぶつかれるからこそ良いものができるんですね。たくさんある商品は、スタッフの皆さんで考えたり、アイデアを出すのでしょうか?

みんなで考えるのは、いろいろある中からどれが一番お客様に喜んでもらえるかってことかな。


IMG_3435_re和菓子屋さんのイメージの少ない「アップルパイ」も竹内菓子舗様の人気商品です



―ホワイトデーでもいただきましたが、「四代目とけんかしても作りたかった五代目の米粉カステラ」の名前も、気になりますね。

おやじ(四代目)はカステラがやりかったんやけど、作っても作ってもなかなか売れなくて、そのうち、「カステラも見たくない!」っていう始末で(笑)。


―それでもまた作ろうと思ったのどうしてなんですか?

今までお世話になった福井に恩返しに何かしたいなって思ったから、僕に何かできないかなって考えたときに「お米だ!」と思って。じいちゃんが言っていたカステラと、福井の米粉を組み合わせて作ったものを食べて確信しました。


IMG_3474_re四代目とのけんかをもとに生まれた定番商品の「米粉カステラ」は、カステラなのにしっとり柔らかい食感



―そうだったんですね。そういえば、もともと茶店として創業されたというのを拝見したのですが、それから今のお菓子屋さんになったのはどういう経緯だったんですか?

やっぱり時代の流れじゃないかな。時代の変化に合わせて、業態も変えないといけなくなっているからね。長く続けるには変化させていかないと。うちは、二代目は醤油やさんをやっていて、じいちゃんは饅頭屋にして、おやじが和菓子にして、自分はカステラ。


―商売一家なんですね。

みんな商売人だね。やっぱり底辺には「商売」があって、「職人」というよりは商売をしているんだよね。


―昔から家を継ごうと思っていたんですか?

思っていたよ。大学の友達には「本気でお菓子屋になるんか?」ともかなり言われたけど(笑)。和菓子屋を継ぐことも、ある程度辛いことも覚悟していたんだけど、やっぱり続けなきゃいけないからね。大変なのはこれから。


IMG_3479_re「お菓子と仲良し」に竹内菓子舗様のお菓子を愛する想いが込められています



これからの目標


―最後になりますが、今後、こういうお店にしていきたいという目標はありますか?

あるよ。福井を愛し、四季の和菓子を通じてスーパー菓子舗になるっていうね。あとは良い品、良い人・・・恥ずかしいからもういいや(笑)。

―スーパー菓子舗ですか!良いですね、是非実現してください!

ありがとう、頑張ります!

―本日はお忙しい中貴重なお話を聞かせていただき、本当にありがとうございました!




IMG_3473_reお土産にもいただいた「いちご餅」 なめらかな白あんにジューシーないちごとお餅が相性ぴったりの絶品でした



インタビューを終えて

今回の取材では、竹内様のユニフォームに対する想いや、なかなか聞けない本音までお聞きすることができました。私は普段、WEB制作業務に携わっているので、こうしてお客様の生の声を聞く機会は中々ありません。ですから、今回の取材は本当に貴重な体験になりました。これからもお客様の声にしっかりと耳を傾けていき、安心してお買い物いただけるサイト作りに励んでいきたいと感じました!


竹内菓子舗
住所:福井市花堂北2-12-3
営業時間:9:00~19:00(日曜のみ17:00まで)
定休日:毎週水曜、第二、第四火曜(祝日の場合は翌日)
電話:0776-36-2456
http://www.takeuchikashiho.com/


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